見積り時におけるデータ確認

通常、ファイル復元業者に調査をお願いすると、調査完了時に見積書と確認用のファイル一覧が提出されるはずです。ファイル一覧が提出されない業者などないと思いますが、事前に確認しておいたほうが無難です。


またその他にもデータファイルを確認する際にはとても重要な注意点があります。
それはデータファイルの拡張子です。

ワードやエクセルの場合の拡張子は『.doc』、『.xls』です。画像系の場合、ほとんどは『.jpg』です。

ここで問題となるのが、拡張子『.lnk』です。『.lnk』とは一般的なショートカットです。ショートカットですからデータ本体ではありません。通常、データ本体の名称とショートカットの名称は同じなため問題が起こるのです。

例えばワードで『ファイル復元業者比較』というデータファイル名でデータを作成したとします。そして、パソコンのデスクトップ上に『ファイル復元業者比較』のショートカットを作成すると、ハードディスクには2つの『ファイル復元業者比較』が出来上がります。

1つは、ワードで作成した『ファイル復元業者比較.doc』
2つ目はデスクトップ上にあるショートカット『ファイル復元業者比較.lnk』

拡張子だけがことなるパッと見は同じデータです。パソコンに詳しい人は、間違えることはありませんが、普段、あまりパソコン操作に慣れていない人は勘違いする可能性があります。

業者が提出したデータ一覧には、『ファイル復元業者比較.lnk』が記載されていたが、『ファイル復元業者比較.doc』は記載されておらず、復旧対象とはなっていなかった。

しかし、勘違いをして正式に依頼をしたら、『ファイル復元業者比較.doc』はもちろんありません。

復旧対象とはなっていないのですから・・・復旧されたデータにはショートカットである『ファイル復元業者比較.lnk』ファイルが・・・この場合、勘違いをしたお客さんが悪いのでしょうか?

それとも、説明不足な業者が悪いのでしょうか?

通常、調査見積りまでは無料の業者が増えてきましたが、正式な復旧後のキャンセルはできません。いくら勘違いとはいえ、正式な依頼をしてしまって、入金後、データを確認したらショートカットデータだったら・・・

何故、このようなトラブルが発生してしまうのでしょうか?ファイル復元業者では、障害が発生する以前のデータの位置やファイル名は分かりません。ハードディスク上に記録されているデータファイルを何らかの方法で抽出して、お客さんに提出するわけです。

そのため障害発生後のお客さんのデータについて分かりますが、障害が発生する以前のことは正式には分からないのです。

分かることができるのは、データを作ったお客さん本人だけです。どこに何のデータがあるのか、その拡張子は何なのか、ファイル復元業者から提出された復元可能なファイルと頭の中で照らし合わせてみましょう。

つまらないトラブルとならないように調査・復旧ファイル一覧は必ず、細かいところまで時間をかけて確認しましょう。

あまり確認をせずに正式な依頼をすると予想外なことが起こりえます。業者もお客さんもどちらも得をしないのですから、ここは慎重にすることが大切です。