データ復元業者の復旧率90%以上は嘘!?ホント!?

データ復旧率は高い方が信頼できる!一般的な感覚ならそう思うのが普通でしょう。最近の商品やサービスには【顧客満足度90%以上】みたいな宣伝が良くあります。

なので、こういう数値は高い方が良いという刷り込みがすでに出来上がっている風潮があります。

ですが、残念ながらデータ復元業者の復旧率の場合はちょっと違います。

というのもパソコンに内蔵されているハードディスクやNAS、RAIDなどのサーバー機。SDカードやUSBメモリーなどの障害は一定の確率で復旧が出来ない案件が含まれているからです。

例えば、ハードディスクの物理障害の中でも代表事例のひとつであるヘッドの故障は、かなりの確率でデータを記録しているプラッターと呼ばれる記録面を損傷させます。この記録面を損傷させる障害をスクラッチと呼びます。

スクラッチが発生するとデータそのものを読み込むことができなくなるためデータ復旧は高度な技術や設備があっても対応出来ないわけです。

ハードディスクの機械的な故障にはモーターやヘッド、基盤などの故障がありますが、機械的に壊れたハードディスクのおおよそ30%がスクラッチ損傷のためデータ復旧ができません。これはほぼ決まっている割合です。

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論理障害、物理障害を問わず復旧困難なものがある

HDDの場合、基盤故障の割合が一番低く、次にモーター、ヘッドと故障率は高くなります。10年以上前は基盤故障が多かったのですがハードディスクの場合、最近ではほとんどありません。

但し、一部、USB外付けHDDの基盤が故障するケースはあります。さて異音がする場合には、まず間違いなくヘッド故障です。ギーギーとか、カッツン、カッツン、ジージーといた一定の連続音がします。電源投入後、スグに音が発生するケースもあれば、途中から鳴りはじめるケースもあります。

他にも機械的に故障していないハードディスクでも重度の論理障害の場合、復旧は出来ません。一般的には機械的に壊れていなければデータは復旧できると勘違いされている方もいますが、実はこの重度の論理障害の方が厄介なのです。

機械的に壊れているなら一定の作業を経ることで復旧できることが多いのですが、データそのものが損傷してまう重度の論理障害はそもそも復旧ができないわけです。この割合もおおよそ論理障害のうち30%程度の割合で存在します。

SDカードやUSBメモリー、ハードディスクやNAS、RAIDなどのサーバー機に関わらず、この重度の論理障害があります。

データ復旧率がそもそも70%以上にならない

さて、ここで問題となるのがハードディスクだけに関わらずデータ復旧率がそもそも70%以上にならないのに、何故、データ復旧業者では90%以上という謳い文句を宣伝している業者がいるのか?といった点です。

『ハードディスク以外にもSDカード、USBメモリー、ビデオカメラ、など色々な記録メディアがあるから70%以上になっているんじゃないの?』そう思うかもしれませんが、そもそも記録形式にはハードディスクとSDカード、USBメモリーを代表とするフラッシュメモリー形式の2種類がほとんどです。

CD-RやDVD-Rなど一部違う形式もありますが、元々復旧依頼件数が違うので誤差の範疇になるでしょう。

フラッシュメモリー形式の代表的な存在であるUSBメモリーはそのほとんどがコントロールチップとデータチップの2つのチップで出来ています。コントロールチップが壊れただけなら、コントロールチップを正常なものを介してデータチップを読み込むことが出来ますが、やはり30%程度の確率でデータチップまでが損傷します。

つまり、どのような記録メディアでもデータ復旧率がそもそも70%以上にならないのに、何故、データ復旧業者では90%以上となり、20%以上のかい離が存在するのか?

データ復元業者が嘘を宣伝!?

ここまで記事を読んでいただいたあなたは、『データ復元業者が嘘をいっているのか?』と思われたでしょうか?いえ、嘘は言っていません。ですが、カラクリが存在します。当サイトでは年間数多くのお問い合わせいただいておりますが、実はひとつのパターンがあるのです。

それは、記録メディアを送付後に概算の見積額で復旧率を調整しているのです・・・。
『えっどういうこと?』と思われるかもしれませんね。

これまで実際にあったケースのほとんどが、復旧してもらいたいデータが入った依頼品を業者に送付後、『概算見積額が60万円と云われた』というパターンです。

通常、ウィンドウズパソコンやUSB外付けHDDのデータ復旧費用の相場は物理障害でも30万円~40万円程度と決まっています。前後10万円前後の差異は業者によってはありえますが、60万円という高額にはなりません。

NASや暗号化といった場合には、もう少し高額になりますが、通常、ウィンドウズパソコンやUSB外付けHDDのデータ復旧費用の場合、物理障害でもそこまで高額にはならないのです。しかも、何故か決まって60万円といったところも不思議なところです。

データ復元業者は依頼者が諦めることを望んでいる

実際、『データの復元見積額が60万円と云われた』段階で、個人だけではなく、法人企業でもその段階で2の足を踏みます。

『もう一度、検討しますので依頼品HDDを返却してもらえますか』と多くの場合、調査、復旧を依頼しません。

この場合、正式な調査と復旧を依頼されていないので復旧率にはカウントされません。データ復元業者で復旧率90%以上と宣伝している企業のほとんどが、この方法を使い、復旧できない案件では、通常よりも高額な見積額を提示することで受付せずに見かけ上の復旧率を上げています。

あなたはそれでも誠実じゃない会社に大切なデータを預けますか?

そもそも70%以上にはならない復旧率を90%以上にするための小細工なので、そういう方法しかないのです。

大体、こういう企業は技術力はあっても営業そのものに問題がある企業なので要注意です。

働いている人が問題なのです。それも会社の上から下まで働いている人間が問題だらけなのです。

なので、こういう企業はその他にも色々と問題を起こすケースがほとんどなので近づかないのが鉄則です。

データ復元業者の復旧率90%以上は嘘ではないけど、ホントでもない!!

そんな数値に騙されてデータ復元業者を選ぶとロクなことがない・・・。
あなたも充分に注意してくださいね。