RAID(レイド)のデータ復旧費用と業者選びは要注意!?

NAS

RAID最大の問題は、データ復旧費用が高額になりやすいことです。通常、ハードディスク1台が機械的に故障し、物理障害が発生した場合のデータ復旧費用は30万円前後です。

ですが、複数のハードディスクを内蔵しているRAIDの場合、復旧費用は通常平均1.5倍以上かかります。内蔵ハードディスクの台数と故障台数によっては4倍ほどかかるケースがあります。
つまりRAIDモード搭載のNASの場合、45万円から120万円ほどのデータ復旧費用が発生する可能性があるということです。多くのデータ復旧業者ではNASの場合、内蔵のハードディスク台数と障害内容で料金が決まります。

対応からわかる悪徳業者の特徴

内蔵ハードディスクの台数が増えれば増えるほど、高額になりやすいのです。また、データ復旧会社の中には悪徳のリフォーム業者同様に悪質な業者もいるので注意が必要です。

  • 電話で問い合わせても概算の見積もり費用さえ教えてくれない
  • 電話で問い合わせた時の概算料金と見積額が何倍も違う
  • キャンセルをしようと取りに行っても中々返してくれない
  • ホームページに記載されている料金表と実際の価格に大きな違いがある
  • 見積り有効期限が当日または3日以内など極端に短い
  • 復旧していたデータのほとんどが復旧できなくても成果報酬といって支払いを請求される

RAID(レイド)NASの運用はデータ復旧と併せて考えておく

企業であっても、単体の部署で100万円近い支払いを簡単にスグに決済できるところは少ないでしょう。個人の家庭なら尚更です。

BUFFALO製のリンクステーションやテラステーション、アイオーデータ製のランディスクなど、法人だけに留まらず、個人でもNASの利用者が増えてきました。

ですが、安易なRAIDの高度化は、データ復旧費用を高額にするため、万が一のデータ復元費用と普段のバックアップ体制も併せて考えておく必要があります。

RAID(レイド)ナンバーと機能

2台以上の複数のHDDを組み合わせて、仮想的に1台のハードディスクとして利用する耐障害性を考え作られたシステムがRAIDです。

内蔵ハードディスクを1台だけでは故障した際に、全データが消失しますが、複数台のハードディスクを組み合わせることで、万が一、トラブルが発生した際にデータが失われたり、仕事の作業が停止してしまう危険性を抑えることを目的としています。

組み合わせるハードディスクの台数やRAIDモードによってRAID 0から幾つかの種類があり、日々進歩しています。一般的なNASではハードディスクを4台以上格納し、RAID5以上で運用されるケースがほとんどです。信頼性と安全性を考慮したファイルサーバーに用いられるのが、このRAID(レイド)なのです。

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RAID 0(ストライピングモード)

内蔵のハードドディスク2台以上にデータを高速で分散して書き込むモードで、通常ストライピングまたはレイド・ゼロと呼ばれます。

データを分散して2台同時にそれぞれ読み書きするので高速に書き込みすることができます。またRAIDでは珍しく、2台分のハードディスクの容量を100%をデータ保存領域として使えます。

例えば、1000GB×2台のハードディスクの場合は合計2TBになります。

RAID0以外では100%使用することは出来ません。おおよそ64%程度になります。

但し、このストライピングモードのデメリットは2台中1台でもハードディスクが故障してしまうと全データが消失します。

そのため、RAIDモードの中では異質であり、耐障害性はありません。

ハードディスクの費用が高く、まだ容量が数十GB、数百GBの時代では、個人ユーザーを中心に一定のメリットがありましたが、ハードディスクの価格も安くなり、1TB、2TBの容量が一般的になった今日現在では利用価値はほとんどないといって良いかもしれません。

RAID 1(ミラーリング)

RAID 1(ミラーリング)では、RAID 0(ストライピングモード)とは大きく異なり、2台以上のハードディスクに同時に同じ内容を書き込むモードです。

耐障害性を確保しているため、万が一、1台のハードディスクにトラブルが発生しても、同じ内容が書き込まれている別のハードディスクがあるため、データ消失といった事故を防ぎながら運用することが可能なRAIDモードです。

唯一のデメリットはデータ使用可能な容量が全ハードディスクの半分になることです.

例えば、1000GB×2台の場合、RAID 0では、2TBになりますが、RAID 1ではデータを保存できる容量は半分の1TBになります。

ですが、今日現在、ハードディスクの価格も安くなったため、この唯一のデメリットはほとんど無視できるほどです。今、一番、見直されているのがRAID 1(ミラーリング)といっても過言ではありません。

RAID 5

3台以上のハードディスク、主に4台以上で運用されるのが、このRAID 5です。それぞれのハードディスクに「パリティ」と呼ばれるデータ保護機能を持たせるため、データ保存領域として利用できる容量と安全性のバランスが高くネットワークハードディスク(HDD)の中でも一番、利用されているRAIDモードです。

またRAID 5で運用可能な場合、製造メーカー側でホットスワップ機能があることがほとんどですので、取り外しメンテナンスや交換がしやすいメリットがあります。

RAID 6

4台以上のハードディスクで運用されるケースが多く、8台以上の内蔵ハードディスクで運用されることも珍しくありません。

このRAID 6はデータ保護機能であるパリティを2種類作成することで、万が一、2つのハードディスクが同時に故障してもデータを保持できるレイド・モードです。

RAID 5の思想をより強化した信頼性の高いRAID機能です。

RAID(レイド)のまとめ

RAIDは1のミラーリングを始め、RAID 5やRAID 6と信頼と安全性の高い技術です。

但し、メンテナンスフリーではないため、毎月、または数カ月に1度は必ず、ハードディスクを順次交換したり、別のハードディスクに全データのバックアップを取っていないと、気が付かないうちに、2台以上のハードディスクが故障してしまいアクセスできなくなったしまったというトラブルもあるので気を付ける必要があります。

RAIDのトラブルはほとんどが人為的なものです。1台のハードディスクの故障が起こっても、多くのレイド・モードではデータを保持することが可能です。

ですが、その状態を放置していると、次のトラブルに対応できません。RAIDはテラステーションなどのNASに限らず人のバックアップがなければ正常に稼働し続けることが出来ないのです。