悪徳データ復旧業者に注意!成果報酬型

悪徳デジタルデータリカバリー業者

成果報酬型を謳うデータ復旧業者の多くでは利用者との間で成功定義のデータを取り決めます。

復旧したいデータが1つ、または数個の場合、成果報酬型のデータ復旧サービスはメリットがあります。

ですが、復旧したいデータが数千、数万とある場合、問題が発生しやすくなります。10年以上前に比べてハードディスクなどのデジタルメディアの容量は飛躍的に増えています。

10年以上前であれば、メリットもあった成功報酬型のデータ復旧サービスは、容量が増えて数百GB、数TBとなった現在ではメリットよりもデメリットの方が多い仕組みになりつつあります。

 

成功報酬型データ復旧サービスのメリット

例えば、「決算データ30期.xls」というエクセルデータ1ファイルだけを復旧をしたいと仮定します。

この場合、成功定義データの記載を正確に「決算データ30期.xls」とする場合には問題ありません。

また成功報酬型データ復旧サービスのメリットは、このような少ないファイルで、復旧したいケース且つ、ファイル名を正確に覚えている場合です。

そのため復旧成功定義を「決算データ」としたり、「拡張子.xls」、エクセルファイルと記載してはいけません!!

 

このような不正確な成功定義をデータ復旧会社と提携した場合、決算年度が違う「決算データ29期.xls」や、その他のエクセルデータが復旧された場合でも、データ復旧成功となり利用者に支払い義務が発生します。

 

曖昧な成功定義ファイルは作成しては駄目

成果報酬型のデータ復旧サービスを謳っている一部の業者は、わざとユーザーに曖昧な成功定義を書かせようとする悪徳業者が存在します。

例えば、見積書や初期調査メールなどに「成功定義データの記載は曖昧でも構いません」と書いてある業者は、ほぼ間違いなく悪徳業者認定!?。

 

「でも、利用者が復旧したいデータを復旧できていないのだから、前払いでなければ、支払いを拒否すれば良いだけじゃない?」と思うかもしれませんが、残念ながら実際はそうはいきません。

 

毎日、電話やメールで利用料金の支払いを督促されます・・・。
それも、担当者が日替わりで毎日、電話をかけてきます・・・。

そして、それでも支払いを拒み続けると、顧問弁護士から郵便局経由で内容証明が送られてきます。

これは、実際にあったデータ復旧業者とのトラブル事例です。

 

見積明細のチェックポイント

成功定義は利用者が自分で決めて記載するものです。データ復旧のソリューション業者との間に取り交わされた契約です。

そのため成功定義データに含まれるファイルが復旧された場合、それが例え1つだけとか、僅かなデータであっても、利用者に支払義務が発生します。

 

例えば、ハードディスクの物理障害の見積書では、おおよそ「重度障害作業費用」とか「部品交換作業費用」、「ドナーディスク作成費」、「データ解析作業費」と記載されています。

これらの複数の項目は一見、何の変哲もない項目に見えますが、復旧希望している成功定義データに記載した1ファイルだけであってもデータが成功すると請求される項目になります・・・。

 

減額される箇所は「成功報酬費用」と記載されているケースがほとんどです。

 

逆にいえば、「成功報酬費用」以外の項目は、成功定義データに含まれているデータが僅かでも抽出されると、すべて請求されます。ココを事前に理解しているかどうかが、重要です。

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悪徳業者と良心的な業者の見積項目の違い

良心的なデータ復旧業者は「成功報酬費用」の割合が大きく50%以上あります。単純にいえば、成功したらお支払くださいという感じです。

ですが悪徳業者ほど、この「成功報酬費用」の割合が小さくなり、50%未満になります。

 

つまり悪徳のデータリカバリー会社ほどデータ復旧できたデータ数が少なくても業者が儲かる仕組みなっています。成功報酬の割合が少ない業者は、わずかでも成功したら、利用者に請求をしようと待ち構えている要注意な業者に該当します。

例えば、物理障害のハードディスクの場合、悪徳業者の見積もり明細は次のような感じになります。

悪徳業者の見積もり明細

重度障害作業・部品交換作業費用 100,000円
ドナーディスク作成費 40,000円
データ解析作業費 40,000円
成功報酬費用 100,000円
小計 280,000円
消費税 22,400円
総額 302,400円

成功報酬以外の項目額は18万円です。成功報酬額の項目は10万円です。成功報酬の割合は約25%となります。逆にいえば、75%は業者側に都合が良いように作られています。

 

一方、優良なデータ業者の見積もり明細は次のような感じになります。注目すべきは成功報酬額の項目です。

 

優良業者の見積もり明細

重度障害作業・部品交換作業費用 20,000円
ドナーディスク作成費 10,000円
データ解析作業費 0円
成功報酬費用 250,000円
小計 280,000円
消費税 22,400円
総額 302,400円

 

違いが分かりますでしょうか?

実は細かな項目のチェックはあまり意味がありません。

チェックすべきなのは、「成功報酬費用」と「それ以外」です。

優良なデータソリューション会社ほど「成功報酬費用」の割合が高く、それ以外の項目費用が少なくなります。

つまり、同じ見積額でも意味がまったく違うのです
同じ見積もり総額でも、優良と悪徳業者では明細と、その後の対応が変わってくるのです。

成功報酬型はキャンセルがヤバイ!?

例えば、成功定義データを5個記載した場合、そのうち1個でもファイルが復旧した場合、支払い義務が発生するのが成功報酬型の特徴です。

1つでも復旧できていれば、キャンセル費用が発生します。

この場合、成功報酬費用が250,000円の優良業者の場合、キャンセルしても成功報酬費用以外の30,000円の支払いで済みます。多少加算はあっても完全な成功ではないため、250,000円分の成功報酬は支払義務が発生しません。

 

ですが一方、成功報酬費用が100,000円のケースでキャンセルした場合、成功報酬以外の項目総額180,000円の支払い義務が発生します・・・。

 

多少の減額はあるケースがありますが、最低でも100,000円は請求されます・・・。

成功報酬の項目はいわば、業者側で操作可能な減額幅です。逆に、それ以外の項目は、1つでもファイルを復元したら、業者側が法的に請求権利をもつ項目です。

 

それは、当初、自分が思っていた復旧結果と違っても請求されるという悪夢みたいな話です。法人であれば、最悪、支払が可能かもしれませんが、個人の利用者でいきなり1ファイルだけ復旧されて10万円の請求がきたら、大変な騒ぎになることでしょう。

 

同じ成功報酬型で、且つ見積額も同じでも、明細が変わると意味がまったく違うことがお分かりいただけたでしょうか?

 

成功報酬型は見積もり額だけでデータ復旧業者を選ぶと、後で大変になる事例です。

 

悪徳データ復旧業者に注意!成果報酬型のまとめ

  • 成果報酬型データ復旧サービスのメリットその1:少ないファイルを復旧したい場合
  • 成果報酬型データ復旧サービスのメリットその2:ファイル名を正確に覚えている場合
  • 曖昧な成功定義を書かせようとする悪徳業者に要注意
  • 成功定義データに含まれるファイルが1つでも復旧された場合、支払義務が発生
  • 見積もり明細のチェックポイントは「成功報酬費用」の額とパーセント
  • 良心的なデータ復旧業者は「成功報酬費用」の割合が大きく50%以上
  • 同じ見積額でも意味がまったく違う

 

悪徳なデータリカバリーサービス会社の見分け方は、普段利用しない一般的な人にはほとんど不可能です。そこが、悪徳業者に付け入られる隙になります。本記事がユーザーの皆さんの役に立つことができれば幸甚です。