「Windowsが正しく開始できませんでした」とエラーメッセージが表示される原因と対処方法

Windows が正しく開始できませんでした

パソコンの電源投入後、Windows10をはじめ 7 やVista、またはXPで「Windowsが正しく開始できませんでした。」とエラーメッセージが表示されてWindowsが起動しない場合があります。

「ご迷惑をおかけしております。Windows が正しく開始できませんでした。最近のハードウェアまたはソフトウェアの更新が原因の可能性があります。」このようなエラーメッセージが表示されてしまう場合、以下のポイントを順番にチェックしてみてください。

最初はユーザー自身が簡単にできるものから、より難しく時間がかかるものとなっています。

確認項目と順番

パソコン本体に不必要な電気が帯電していると、正常に動作しないことがあります。この場合、パソコン本体に帯電している電気を一旦、放出する必要があるので放電作業を行う必要があります。

デスクトップパソコンまたはバッテリを取り外せるノートパソコンで放電処置を行うには、以下の操作手順を行ってください。

  • 放電を行う
  • 前回正常起動時の構成で起動する
  • 詳細ブートオプション」からセーフモードで起動する
  • BIOSを初期化する
  • 再セットアップを行う

放電を行う

放電作業
パソコン本体に不必要な電気が帯電していると、正常に動作しないことがあります。
この場合、帯電している電気を放出するために、放電を行う必要があります。

放電については、以下の情報を参照してください。
デスクトップパソコンまたはバッテリを取り外せるノートパソコンで放電処置を行うには、以下の操作手順を行ってください。

  • 起動中のアプリを終了し、CDディスク・USBメモリ・SDカードなどを取り出します。
  • パソコンの電源を切ります。
  • パソコンに接続している周辺機器やLANケーブルなどをすべて取り外します。
  • 放電を行います。パソコンの電源が切れた状態で、90秒以上放置してください。
  • 周辺機器以外の電源ケーブル(ACアダプター)、マウスやキーボードをパソコンに接続します。
  • パソコンの電源を入れます。

ノートパソコンの場合の追加事項

ノートパソコンのバッテリー取り外し

ACアダプター
バッテリ
すべての周辺機器

デスクトップパソコンの場合の追加事項

電源ケーブル
すべての周辺機器(キーボードやマウスなども含む)
モニター・ディスプレイケーブル(モニター・ディスプレイが別の場合)

慌てて悪徳データ復元業者に依頼する前に

知っておきたいデータ復元業者で今おすすめな会社はどこ?

前回正常起動時の構成で起動する

前回正常起動したときの設定や構成で、Windowsが起動できるか確認します。Windowsの「前回正常起動時の構成」は、単純にいえば過去に保存されたOSのバックアップ情報です。

Windowsでは、正常にシャットダウンするたびに、重要なシステム設定を前回正常起動時の構成として保存しています。問題が発生した場合に「詳細ブートオプション」の「前回正常起動時の構成」を利用することで、パソコンを起動できる可能性があります。

「詳細ブートオプション」には、幾つかのモードでウィンドウズを起動させることが出来ます。その中で、一番最初に試してみる必要があるのが、「前回正常起動時の構成」です。その次に、「セーフモード」を試してみるといった順番になります。

「詳細ブートオプション」は手動でも起動させることが可能ですが、自動で起動してしまう場合があります。この「詳細ブートオプション」が自動で起動してしまう原因の1つに、ユーザーによる強制終了やバッテリー消耗や停電による電源喪失があります。

パーテーションやファイルシステム、ウィンドウズのMBRなど、システム系に異常がなければ、「前回正常起動時の構成」または「セーフモード」で起動可能です。

但し、OSが保存されているドライブ自体(ハードディスクやSSD)に機械的なトラブルが発生している場合は、パーテーションやファイルシステム、ウィンドウズのMBRなど、システム系に異常がなくても、そもそもドライブ認識不良により「詳細ブートオプション」そのものが起動できません。

前回正常起動時の構成でパソコンを起動する方法

セーフモードで起動する

セーフモード起動時のデスクトップ画面
「詳細ブートオプション」や「トラブルシューティング」では、Windowsをセーフモードで起動し、常駐ソフトや周辺機器のトラブル原因を確認します。

このセーフモードとは、ウィンドウズPCの起動選択モードの1つです。OSの機能を必要最小限で起動する、Windows診断用の「起動モード」です。パソコンの動作が不安定で正常に起動できないケースなどの場合、セーフモードで起動し、トラブルの要因が特定できるか確認します。

但し、Windows 10は高速起動のため、「F8」キーや「Delete」キーでは、セーフモードを起動することができないケースがあります。パソコンを起動する前に、挿入しているDVDドライブ内のディスクは取り出しておきます。

セーフモードでパソコンを起動する方法

セーフモードとは、Windowsの起動モードの1つで、Windowsの機能を限定し、必要最小限のシステム環境でパソコンを起動する、Windows診断用の起動モードです。パソコンの動作が不安定で正常に起動できない場合は、セーフモードで起動し、トラブルの要因が特定できるか確認します。

Windows 10は高速起動のため、「F8」キーでセーフモードを起動することができません。

パソコンを起動する前に、挿入しているCD/DVD/ブルーレイディスクをすべて取り出してください。セーフモードでパソコンが起動できる場合一度セーフモードを正常終了し、パソコンが通常起動できるか確認してください。

「設定」からセーフモードを起動する方法

PCの起動をカスタマイズする
ウィンドウズの「設定」からセーフモードを起動するには、以下の操作手順を行ってください。尚、Windowsの「設定」からセーフモードを起動するには、そもそもパソコンが正常に起動している必要があります。

  • 「スタート」→「設定」の順にクリック
  • 「設定」の「更新とセキュリティ」をクリック
  • 「回復」をクリックし、「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」をクリック
  • 「オプションの選択」が表示
  • 「トラブルシューティング」を選択
  • 「詳細オプション」をクリック
  • 「その他の修復オプションを表示」をクリック
  • 「スタートアップ設定」をクリック
  • 「再起動」をクリック
  • パソコンメーカーのロゴ画面が表示
  • 「スタートアップ設定」が表示
  • キーボードの「4」キーを押し、「4)セーフモードを有効にする」を選択
  • 画面の四隅に「セーフモード」と表示されていれば、セーフモードで起動している状態。完了

「システムの復元」を実行する場合、この「セーフモード」のまま、システムの復元を実行します。

BIOSを初期化する(パソコン購入時の状態に戻す)方法

BIOSのセットアップユーティリティー
BIOSの設定を初期状態に戻すことで、パソコンの動作が改善する場合があります。「BIOS」とは、パソコンのハードウェアの基本的な設定やパソコンに接続している周辺機器を管理している基本ソフトウェアです。

通常、「BIOSセットアップユーティリティ」から、BIOSの設定を初期状態に戻すことができます。この「BIOSセットアップユーティリティ」の操作方法は、製造メーカーの「冊子マニュアル」または「電子マニュアル」でも確認できます。

パソコンの電源を入れ、「メーカーのロゴ」が表示されたら、キーボードの「F2」キーを数回押します。「BIOSセットアップユーティリティ」を表示させるには、キーボードの入力タイミングが合わないと表示されません。そのため何度行ってもBIOS画面が表示されない場合は、電源を投入したらスグにキーボードの「F2」キーを連打してください。

「BIOSセットアップユーティリティ」内に「BIOSを初期化する」、または「パソコン購入時の状態に戻す」といった項目がありますので、「SAVE(保存)」し、再起動をすれば完了です。

再セットアップを行う

上記操作を行っても症状が改善されない場合には、Windowsやパソコンのハードウェアに重大なトラブルが発生している可能性があります。再セットアップを行い、パソコンを購入時の状態に戻して症状が改善されるか確認してください。

ただし、再セットアップを行うと、パソコンに保存していた大切なデータや設定の内容が消えてしまいます。

また再セットアップを行う上では幾つかの注意事項があり、また複雑な手順で進める必要があるため、
事前にリカバリーメディアを作成していない場合には、製造メーカーに依頼し、初期化リカバリーしてもらう方が安全です。

尚、OSのバージョンやモデルによっては、製造メーカーであっても初期化リカバリーを対応してもらえないケースがあります。費用は2万円から4万円(消費税抜き)ほどになるケースが一般的です。内蔵ドライブのハードディスクやSSDの故障の有無を始め、容量などによっても違いがあります。修理に必要な日数はおおよそ2週間から3週間程度が目安になります。

ユーザー自身が行っても、メーカーが行っても、再セットアップ(初期化リカバリー)を実行すると、パソコンに保存していた各種データは消失します。

そのため、大切なデータのバックアップがない場合、無暗に再セットアップ(初期化リカバリー)などを試すよりも、専門のデータ復元サービス会社に依頼した方が安全です。